IoT(Internet of Things)化と導入効果をもたらすサイクル
設備監視を目的としたIoT化システム構成イメージ
IoT化に対する効果とコストの懸念…
本当にコストをかけるだけの効果があるのか?
前述に記載した様な膨大な仕組みを実装するだけでも多大なるコストが必要となる。 また、導入効果に関しては実際にシステム運用が軌道に乗らないと判断できない!?
では、どう考えれば良いか…
導入課題をSTEP分けして検証してみよう!
- STEP1:設備監視データの収集
- STEP2-1:設備監視データの見える化
- STEP2-2:設備監視データの傾向監視/異常監視
- STEP3:設備監視データを反映した作業指図
STEP1設備監視データの収集
様々なデータを時系列な情報としてデータベースへ取込む
- ● 既設機器からのデータ収集 PLCや各種計測器からどの様なデータがどういった手順で取込めるかを確認。
- ● 追加で必要とするデータの収集
現在未収集なデータで今後必要とする情報を精査。
新たに収集するデータをどの様な仕組みで取込むかを検討(IO機器/センサー) - ● データ整理方法の精査
収集するデータは時系列(収集時にタイムスタンプを付加)で取込みを行う。
また、取込まれた各種データをより分かり易く分類できる様にデータ正規化を検討。
>>>設備でのグループ化、製品特性でのグループ化、データ属性でのグループ化 etc. - ● データベース化とハードウェアコスト検討 データベース化を行う為のインフラ(DB / Web / APサーバ、データ収集で追加する各種機器)のコストについての検討を行う。サーバ導入に際しての検討ポイントとしては、筐体そのものを自社内へ保有 / 管理するか?またはレンタルサーバ(VPS / クラウドサービス)を活用するか?を考慮する必要がある。自社内保持では、サーバ本体の購入費用の他、OSライセンス、DBライセンスから、固定資産の問題もある(常時運用となる場合、停電に対する対策も必要)。